วิวินาวิ

よく聞かれる質問なのですが、一人ひとり答えは違います。なので、まずフォームをチェックして改善のタネを探すことから指導が始まります。傾向として、一生懸命になるあまり力んでしまう子、重心の移動がスムーズではない子が多いです。自分は走るのが遅いとか、苦手だと思っている子ほど伸び代は大きいです。

改善のポイントを見つけたら、指導者がイメージを伝えるために目の前で何度も見せます。その他に端末などを使って、手や足の正しい位置、重心の移動方法などを可視化して伝えます。イメージを共有し、理想に一歩一歩近づきます。私を含め指導者が比較的若いので、そんな二人三脚の指導ができています。

最も多いのは陸上競技の基礎を学びたい子たちです。他のスポーツをやりながら速く走れるようになりたい子たちや、単純に速く走れるようになりたい子たちも在籍しています。これまで見てきたなかで最も印象的だった子は、小学5年生の入部時に計測した100m走のタイムが19秒台後半とやや遅かったのですが、それから約2年で13秒台前半まで記録を伸ばした子です。この年代の子どもたちは可能性の塊なので、短期間で劇的に変わることも多々あります。とにかくモチベーションを保つことが大事なので、毎年目標カードを配り、能力測定で目標を達成した子は表彰をおこなっています。