14歳からバスケットボールを始めたというスパッシュさんは、身長6フィート5インチ(約196センチ)の長身イケメンです。
「バスケットボールと英語を学ぶためにアメリカに留学しました。バスケットボールの大会でベストプレーヤーに選ばれ、それがエージェンシーの目に留まりコーチを紹介してくれて奨学金をもらって来たんです」
アメリカ留学の感想を聞くと「アメリカでは皆よくしゃべり、すごくフレンドリーなのでびっくりしたよ」と答えてくれました。ドバイではあまり知らない人とは話さないそうです。その辺は日本と似ているかもしれませんね。
「カリフォルニアの気候は最高だね。ドバイは夏はものすごく暑くて大変なんです」と話すスパッシュさん。ドバイではホームレスを見たことがなかったので、ロサンゼルスでホームレスを見かけた時、とても驚いたそうです。
「彼らには家族がいないのかなと思ったし、そもそもドバイではホームレスになるようなら国から追放されてしまうよ。ホームレスになるとしたら外国から来て働いている人だろうからそれぞれの国に帰ってもらう。ドバイに住んでいる人はホームレスなんてありえない」
私もドバイに旅行した時のことを思い出して、「未来都市のように素敵な高層ビルが立ち並び、ショッピングセンターはサウスコーストプラザの10倍くらい大きくて、砂漠なのにスキー場があって驚いた」と言うと、「そうなんだ。ドバイはすごくおしゃれな近代都市で、街もアメリカより清潔でゴミも落ちていない。そして税金がないんだ」とうれしそうに話してくれました。
「AOI COLLEGEに来て、いろいろな外国人がいるのに驚きました。日本、韓国、ベトナム、ロシアなど、こんなにいろいろな人に会えて毎日が楽しくてしょうがないし、だんだん他の国の文化に興味を持つようになってきた。皆礼儀正しくて、理解があって、大学進学を励ましてくれる。先生からはアメリカの文化も学べるし、サンクスギビングのターキーもおいしかった」
「今後は大学に進学して卒業したい」と話すスパッシュくん。「今は、毎日午前中にAOI COLLEGEで英語の勉強をして、午後からはバスケットの練習です。シュート練習、ジムで鍛える、ストレッチの順番をストイックに繰り返す。夜は疲れてベッドに入った瞬間に寝る。毎日が充実しているよ」
将来の夢はプロのバスケットボール選手になること。「ジェイソン・テイタム選手を目指して頑張るのみ。最終的にはドバイに戻って、新しいバスケットボールプログラムを作り、子どもたちに教えてあげたい。そしてアメリカで活躍できるルートを作ってあげたいと思っています!」